ノートPC の CMOS(RTC)電池 交換 DIY ~ SONY VAIO C モデル VPCCW28FJ/P が起動しなくなった
目次
2010年 発売モデル 内部電源 は14年もつ?
2010年1月発売の VAIO C モデル VPCCW28FJ/P(PCG-61411)は。Windows 7 モデルのため、ネットセキュリティの問題で、Linuxマシーンとして使用していましたが、遂にBIOS(VAIOロゴの表示)も起動しなくなってしまった。電源ボタンを押してもウンともスンともいわない。CPU の冷却 FANの動作音も聞こえない。
パソコンが起動しない状況「画面が映らず、電源ランプも点灯しない、動作音も聞こえない」
電源ケーブルから電源ユニットの部分で問題があり、電力がパーツまで届いていないことが考えられます。
ドスパラ通販 パソコンが起動しない(立ち上がらない)場合の対処方法 https://www.dospara.co.jp/5info/cts_str_pc_notstart.html
状況としては上記が当てはまるので、電力がパーツに届いていない状態。すなわち外部電源か内部電源に問題があるということ。外部電源とすれば、ACアダプタ・バッテリー・マザーボードとの接続不良・ケーブルの断線の可能性。内部電源とすればノートPCではRTC電池切れが考えられる。
まあ購入後14年という年月を考えれば、内部電源の問題(RTC電池切れ)の可能性が高そうであるが、取り敢えず分解しなければ、原因は分からない。
初めての ノートPC 分解 チャレンジ!
使えなければただのガラクタ。分解して壊れても仕方ないという気持ちと、個人情報の入ったHDDの取り出す必要性のため、初めて ノートPC の分解にチャレンジしてみることにした。
取り敢えず必要なものは、100均の精密ドライバー と 度胸 だけだ。
バッテリーパックの取り外し
まずは外部バッテリーパックの取り外し。

まずはロックレバーを内側にずらして、バッテリー取外しレバーを外側にずらしながら、外側(赤矢印方向)にバッテリーを回旋させて取り外す。

バッテリーパックを取り外すと、背面カバーの取付ネジがあらわになる。
ハードディスクおよびメモリーカバーの取り外し

写真の赤丸のネジを外すとカバーが取り外せる。

ハードディスクドライブ(HDD)およびメモリーカバーを取り外したところ。さらに写真の赤丸のネジを外してHDDの固定を解除する。

HDDの黒帯を牽引して取り外す。

メモリーカード脇にある、Audil/USB コネクタの黒帯を赤矢印の方向に牽引し取り外す。
BD/DVD/CDドライブの取り外し

写真の赤丸のネジを取り外すとBD/DVD/CDドライブの固定が解除される。

BD/DVD/CDドライブのカバーを外側に牽引すると、ドライブが取り外れる。
背面カバーの取り外し
全てのネジを外したのち、カバーと本体の隙間にマイナスドライバーを挿入し少しずつ爪をはずしていくと、背面カバーがとり外れる。

一部ネジがとてもきつく締まっていたが、精密ドライバーをペンチで把持して回すことで容易に外すことができた。

背面カバーを取り外したところ。爪は本体前面の赤丸部分(上写真)に8か所あり、折らないよう慎重に外す必要がある。
目視では外部バッテリー接続周辺に明らかな損傷なし。やはり内部電源の問題か。

本体手前の赤枠部分に RTC バッテリーCMOS(RTC)電池発見! 両面テープでマザーボードに貼られていた。
2ピンのコネクタは精密ドライバー2本を用いて水平方向にずらしたのち、引き抜いた。
RTC電池交換:2/V15H 15mAh 2.4V Ni-MH S119 を 2.4V 20mAh Ni-MH へ

2ピンと3ピンのものがあるらしく、今回は2ピンのものを選択。400円で購入。
2.4 Vではあるが 15→20mAhに交換したが大丈夫なのか?一応、サイトには2/V15H 2.4V 15mAh NiMHの交換用と記載があるが・・・

ダイソーの強力両面テープをバッテリーの裏面に貼付。

上写真のように若干コードが長めでしたが、無事、RTC バッテリーの交換完了。
BIOS 再起動 Ni-MH電池は充電が必要なため直ぐには電源が入らない
分解と逆の手順で裏面カバーをネジでひたすらしめて組み立て完了。いよいよ電源投入。緊張の瞬間。
あれ?電源入らない。
数十秒経ってからもう一度長押ししてみたところ、起動。”VAIO”のロゴがモニターに出現。
これは交換したRTC(Ni-MH)電池が充電されるまでの時間が必要だからのようだ。

ちゃんと起動した。電池交換したため、日時が初期化されており赤丸部分に日時を入力し F4 キーにてSaveしてBIOSを終了。
システム構成をみてみると、DDR 3だが 4GBのメモリあり、CPU も Core i3 。昨今のタブレットやスマホに比べてもまだまだ十分な性能と言えよう。
本当に RTC 電池切れ がPCが起動しない原因なのか?
ネット上の情報ではRCT バッテリーが切れてもBIOSは起動するとの情報が。NECの公式サイトでも下記のような記載あり。
パソコン起動時にRTC(リアルタイムクロック)のエラーが表示された場合、システム情報保持用のバッテリーが枯渇している可能性があります。
パソコンを初回起動した場合、または長期間使用しない状態だったパソコンの電源を入れた場合に「WARNING! RTC is broken」や「CMOS Date/Time Not Set.」のようなRTCやCMOSに関するエラーが表示されることがあります。
PC起動時にRTCやCMOSエラーが発生した場合の対処方法
パソコンを初回起動、または長期間使用しない状態だったパソコンを起動した場合など https://jpn.nec.com/products/bizpc/info/news/rtc-is-broken.html
VAIOでは表示されないのか?
VAIO では RTC 電力がないと マザーボードに電力が供給されない?

そこで、上写真の赤丸のようにRTC電池のコネクタを外して、PC電源を投入してみた。
長押ししても何回押してもモニター表示もCPU FANすら動かない。すなわち、VAIO では RTC 電力が喪失するとマザーボードに電力が供給されないようだ。
機種にもよるのかもしれないが、VAIO では RTC 電池切れでもPCが起動しない理由となるようです。
まとめ
長期間使用していないノートPCが、電源投入されても、モニター・CPU FAN・BIOSのいずれも起動されない場合、VAIO などの機種ではRTC 電池切れの可能性が高そうだ。
まずはしばらく充電してみてそれでも起動しない場合は、RTC電池 の交換が必要である。
またRTC電池は 2.4V 20mAh Ni-MH で代用できそうである。