【佐渡島】無計画 予約なし の 日帰り旅行 はツアーでなくても楽しめるか?

たまたま新潟まで来たので何となく 佐渡 に行ってみる

朝イチに家を出て、何となく日本海を眺めながらドライブ。

やがて新潟市内に入り、まだ訪れたことのない佐渡に渡ってみたいとふと思いたち、急遽フェリー乗り場を目指すことにした。

佐渡汽船公式サイトの日帰りツアー:いずれも新潟港 07:55 発 佐渡滞在7時間

まず佐渡の日帰りでどこまで楽しめるのか?宿も予約していないので車中泊したほうが良いのか?

調べてみると、佐渡汽船の公式サイトに日帰りツアーがありました。

Aコース
佐渡金山にトキ!佐渡定番スポット巡りコース


世界遺産登録が期待される佐渡金山や関連施設の北沢浮遊選鉱場跡、トキの観察ができるトキの森公園など佐渡へ行くなら必ず行きたい定番スポットを巡ります。

新潟港(07:55)~ジェットフォイル~(09:02着)両津港=====トキの森公園(見学・約40分)=====尾畑酒造(買物/試飲・訳30分)=====佐渡歴史伝説館(昼食/見学・約75分)=====北沢浮遊選鉱場跡(見学・約15分)=====史跡・佐渡金山(宗太夫坑または道遊坑・約45分)=====めおと岩ドライブイン(買物/「佐渡の塩」お土産・約20分)=====両津港(16:05)~カーフェリー2等~(18:35着)新潟港

Bコース
たらい舟に砂金採り!大人も子供も楽しめる、わくわく体験コース


たらい舟や砂金採りなど、佐渡ならではの体験が楽しめるコースでファミリーにもおすすめ。親子で一緒に楽しもう。

新潟港(07:55発)~ジェットフォイル~(09:02着)両津港=====トキのテラス(見学・約30分)=====佐渡西三川ゴールドパーク(砂金採り体験・約50分)=====小木家(昼食/買物・約60分)=====力屋観光汽船(たらい舟体験・約30分)=====千石舟展示館(見学・約35分)=====両津港(16:05発)~カーフェリー2等~(18:35着)新潟港

Cコース

【初夏限定】大野亀のトビシマカンゾウと佐渡金山コース


佐渡最北端の大野亀はトビシマカンゾウの群生が見られる日本でも数少ないスポット。カンゾウを見た後は佐渡金山も巡ります。

新潟港(07:55発)~~ジェットフォイル~~(09:02着)両津港=====(内海府海岸)=====二ツ亀(車窓)=====大野亀(散策・約50分)=====(外海府経由)=====めおと岩ドライブイン(昼食/「佐渡の塩」お土産・約60分)=====佐渡金山(宗太夫坑または道遊坑・約45分)=====両津港(16:05発)~~カーフェリー2等~~(18:35着)新潟港

とっておきの佐渡 日帰り満喫の旅(2024年4月~8月) 佐渡汽船公式サイト

いずれも朝イチ 7:55 のフェリーに乗船し、16:05 のフェリーで帰るコース。佐渡滞在時間は約7時間。

もうすでに時刻は8時30分、無謀にも次のフェリーで佐渡日帰り旅行を目指すことに。

佐渡に渡るには、新潟ー両津 カーフェリー 

新潟から佐渡に渡るには、佐渡汽船の新潟ー両津 カーフェリー。

佐渡汽船のフェリーターミナル(上図:赤丸)は、朱鷺(とき)メッセの奥にあります。新日本海フェリー新潟フェリーターミナル(上図:黒丸)と間違わないように!

9:20発 新潟 → 両津 行き フェリーに乗船

カーフェリー運賃 往復で30,000円超!!

佐渡汽船の新潟ターミナルに到着。案内係に誘導された場所に自動車を駐車させ、事務所内へ。

えっと軽自動車でも3m以上4m未満あるから・・・

片道 17,080 円(2022年8月当時)?!おひとりさまだと高いなぁ。でも佐渡を訪れるまたとない機会なのでチケット購入。

自家用車の乗船後、大型トラックが乗船する模様。

信濃川を下り海原へ向かう。天候に恵まれて、海風が心地よい。左奥にみえるの高いビルが朱鷺(とき)メッセ。

広大な信濃川の向こうに新潟市が一望できる。

 

 

大佐渡・小佐渡の2つの島が連結:小佐渡を回ることに

佐渡島には、北東から南西方向に伸びる大佐渡山地と小佐渡山地という2つの山脈があります。もともとは北東に大佐渡、南西に小佐渡という2つの島だったものが、約2000年前に山から流れ出す土砂が島の間の海を埋め立てつながったようです(佐渡の成り立ち 佐渡公式サイトより)。

佐渡島が近づいてきました。左前方にみえるのが小佐渡山地。佐渡の南西部である。結果的には無計画日帰り旅行ではこの小佐渡しか回れないことになるのだが・・・

佐渡に着いたら、まずは新鮮な海の幸を堪能したい。ということで食べログでも評価が高かった”寿司民宿 長浜荘”を目指すことに。

加茂湖の東岸を通って南下:佐渡市街を迂回

佐渡市街を迂回するため、加茂湖の東岸を通って、22.4 Km 自動車で所要時間34分の道のり。のどかな湖畔と遠くに望む小佐渡山地の風景を眺めながらしばしドライブ。

今 再注目の「加茂湖」でのんびり遊ぼう/佐渡市 新潟観光ナビ

佐渡の四季を湖水に写す県内最大の湖

周囲約17キロメートルにおよぶ加茂湖は、新潟県最大の湖。元来、淡水でしたが、明治期に湖水の氾濫を防ぐために開削し、海とつながり汽水湖となりました。湖岸は遊歩道やサイクリングロードが整備され、古くから歌にも詠まれた風情ある景色を楽しめます。また、昭和7年から始まったカキの養殖が盛んに行われています。

加茂湖 さど観光ナビ

なんと新潟県最大の湖は佐渡にありました。汽水湖のためカキの養殖までやっているようです。時間があればカキ小屋に立ち寄るのも良いだろう。

寿司民宿 長浜荘

海の幸を堪能、長浜海岸の民宿兼食事処

真野地区から海沿いに小木方面途上にある民宿。真野湾を背景にした雄大なロケーションは秀逸です。その日の漁で収穫した魚が登場する変化に富んだ食事が好評。お得なビジネスプランも用意されています。アワビ、サザエ、ヒラメなどが入った大きな生け簀がある併設の食事処はランチや夕食だけでも利用できます

■営業時間:11:00~13:30■■■定休日:不定休■■■座席数:座敷60席
■■■収容人数:150名

寿司民宿 長浜荘・魚道場 さど観光ナビ

到着すると駐車スペースが少なく満車状態。仕方なく少し離れたところに路駐させて頂き、店内へ。右が民宿入口で左が食事処の魚道場。

入口に立ってみたものの、お店は満員で店員さんたちが慌ただしく駆け回り、一向に案内される気配なし。仕方なく他の飲食店を探すことにした。

せっかく小佐渡側に来たので、飲食店探しがてらにドライブすることに。とりあえず、小佐渡の南端を目指してみた。

佐渡西三川ゴールドパーク

実は小木港に向かう途中に、佐渡西三川ゴールドパークがありましたが、気づかずに通過してしまいました。

千年の歴史ある砂金山で「一攫千金」!

佐渡最古と伝わる「西三川砂金山」跡地に建つ体験型資料館。「砂金とり体験」は誰でも簡単にチャレンジできます。採った砂金は、ストラップやペンダントなどに加工(有料)してもらえます。金の歴史が分かる展示室や、菓子類や貴金属などオリジナル商品を扱う売店を併設。

採った砂金はその場で加工!佐渡が島の砂金採り体験の記念に、目の前で加工します。

●キーホルダー・ペンダント・ストラップ(各1個1,500円)・記念カード500円

佐渡西三川ゴールドパーク さど観光ナビ

館内での見学・体験時間は40分~50分とういことなので、十分回る余裕はあったのに行けなくて残念。

小木港佐渡汽船ターミナル:佐渡おみやげ市場 小木家

国道350線の山間の道を抜けると、小木港佐渡汽船ターミナルに到着。

こちらは直江津と結ぶフェリー航路。

小木港は上越市の直江津港とジェットフォイルで結ばれ、南佐渡の観光拠点港としての役割を果たしています。旅客運行は、例年4月下旬から10月末の間であり、冬季は運休期間となっています。

【第3回】知られざる冬の佐渡 ~小木港編~ 【佐渡】いいねかっちゃ佐渡 新潟県公式サイト

駐車場について

小木港に隣接するレンタカー・バス・タクシー発着所の隣に有料の平面駐車場があります。

駐車料金

  • 1時間あたり70円となります。
小木港ターミナルガイド 佐渡汽船

ターミナルに併設のおみやげ市場にはレストランもあった。

佐渡天然ブリカツ丼ご当地グルメ準グランプリ受賞(新潟うまさぎっしり博2014)

地場産米粉を使った衣で揚げた「天然ブリのカツ」を「特製あご(トビウオ)だし醤油ダレ」にくぐらせて、ごはん(朱鷺と暮らす郷 使用)の上にのせたシンプルなカツ丼です。1,500円(税込)

佐渡おみやげ市場 小木家

美味しそうだけど、う~ん、佐渡に渡ってまで求めていたものじゃない感。また駐車場も安いとはいえ有料なのもあり、別のお店を探すことに。

ここで西側は何もなさそうだと思い東へ向かってしまったのが最大の失敗。

実は南佐渡最大の観光スポット 宿根木 があることを知りませんでした。

小佐渡マスト観光地 小木半島 を訪問できず!!

小木港まで南下し、小佐渡の南端に到達と勘違いし、西端の宿根木に行かず、東側に曲がってしまったのは痛恨の極み。後からネットで調べると、小木半島は小佐渡最大の観光スポットのようだった!

たらい舟、宿根木集落、万畳敷と小木半島をコンプリート!

佐渡の最南端に位置する小木半島は、たらい舟や北前船の寄港地だった宿根木集落など見所もいっぱい。”もう一つの佐渡”ともいうべき独特の文化が残るエリアだ。

たらい舟、宿根木集落、万畳敷と小木半島をコンプリート! さど観光ナビ

矢島・経島

赤い橋がつなぐ伝説の矢島・経島

穏やかな入り江に浮かぶ二つの島。矢島は良質の矢竹の産地で、『平家物語』で源頼政がヌエ退治に使った矢も矢島産と言われています。経島は日蓮の放免状を携えた高弟の日朗が嵐にあい漂着。読経して一夜を明かしたことから命名されました。二つの島を赤い太鼓橋がつなぐ美しい景色の中で、たらい舟の乗船体験ができます。

矢島・経島 さど観光ナビ

宿根木とは


宿根木は、「小木の町人文化」形成に先駆けて、中世の頃より廻船業を営む者が居住し、宿根木浦は、佐渡の富の三分の一を集めたと言われるほど栄えた。やがて小木港が江戸幕府によって整備され、商業の中心が小木港へ移行すると、宿根木の者は、船主が先頭となり十数人の船乗りと共に、全国各地へ乗り出して商いを続けた。村には船大工をはじめ造船技術者が居住し、一村が千石船産業の基地として整備され繁栄した。
その時代の集落形態が今日見られる宿根木の町並みである。村を流れる称光寺川と平行し、数本の小路が海へ向かい、それに面して家屋が肩を寄せ合い建っている。約1ヘクタールの土地に110棟の建造物を配置する高密度である。建物の外壁に船板や船釘を使ったものもあり、千石船の面影をしのべる。宿根木集落の特徴は、家屋の密集性にある。

《 中 略 》


宿根木は、1ヘクタールほどの狭い谷あいに家屋が密集しているため、ほとんどの建物が総二階建てとなっている。外観は日本海から吹き付ける潮風から建物を守るため包み板と呼ばれる縦板張りとなっている。

簡素な外観とは対照的に、内部は漆をふんだんに使うなど豪華な造りとなっている。

宿根木 公式ホームページ

一歩足を踏み入れると、主屋、納屋、土蔵がほとんど隙間なく立ち並び、細い小道が家々の間を迷路のように通っている。120戸500人ほどがこの集落に居住していたのだとか。敷地一杯に建てられた2階建ての家屋や小道はどこを切り取っても絵になる不思議な集落。内部を一般公開している『清九郎』や『三角家』などの民家もあるので、時間をとって見学するのもいい。

路地の角に立っていた『三角家』。異空間に入り込んでしまった錯覚に陥る

たらい舟、宿根木集落、万畳敷と小木半島をコンプリート! さど観光ナビ

小木半島には独特の観光名所が集中しており、小佐渡の東沿岸に行かずに小木半島のみ回っても満足度は高そうだ

赤泊:港町の風情を感じながら通過

しばらく海沿いの道を北上すると漁港が見えてきます。

ここの風景は高台にある展望台からの眺めが伝わりやすいので下記サイトをご紹介します。

【小佐渡編】佐渡は金山とトキだけじゃない!ドライブにオススメのスポットを紹介 つぼぴー旅行記

ここは町屋が数多く現存しているようです。

佐渡赤泊は中世から続く港町で、歴史的な町並みが今も残っている全国的にも貴重な場所です。

町屋とは
町屋というのは町場に軒を連ねる商家や職人の住居の総称で、主に江戸時代から昭和の初めにかけて建てられたものを言います。赤泊には、この町屋が港を中心に約40棟余り、今も軒を連ねています。また、北陸地方等でよく見られる、雨戸に明かり取りを設けた窓付き雨戸やガラス雨戸が残っています。なお、赤泊では間口が大きいものは、建てられた年代が古いという傾向があります。徳和浦津では、前庭や塀等を設けている屋敷が大半を占めています。


間取り
赤泊の町屋は、道路から奥に向かって二間ずつ並ぶ二列構成が多く、道路側から順に、ミセ、コザシキを配し、その奥にチャノマ、ナカノマ、ザシキを配しています。ザシキの奥に、ナカスと呼ばれる坪庭を挟んで、土蔵を設ける場合も見られます。トオリドマの上にはオモテニカイとウラニカイをつなぐ渡り廊下があり、チャノマからその廊下へと階段が架けられていることが特徴です。また、チャノマには神棚が設けられており、神様の上に人が
上がらないようにするために部屋を造らず、吹き抜けになっていると言う説もあります。

赤泊まちなみ散策マップ

町屋が40軒ほど立ち並んでいるようですが、ナカを見学できるわけでもなく、時間のない方は通過して車窓越しの雰囲気を味わうだけでも良いと思います。

赤玉棚田わきはサイクリングコース

赤玉にて山間に入り、棚田の脇を抜けて両津を目指すことに。ここは四十八箇所の峠があり、サイクリングコースとして有名なようです。

杉池

赤玉地区の山深く水をたたえる信仰の池

両津から赤玉へと抜ける四十八箇所越えの峠(海抜440m)近くにあり、杉池、ひょうたん池の2つからなっています。周囲に杉の大木が林立する荘厳な池は、小佐渡山地唯一の湧水池であり、涸れることのない池として信仰されてきました。「杉池まつり」の頃は輝くような木々の緑が見事。春に群生するミズバショウも貴重です。

杉池 にいがた観光ナビ

これといった大きな史跡などはありませんでしたが、のどかな風景を楽しめました。写真は撮れませんでしたので風景の雰囲気は下記サイトが伝わると思います。

上記サイトに紹介されているように、観光スポットは多数あり、飲食というよりは歴史や文化を感じたいヒトにオススメのコースのようです。

両津

結局、フェリーターミナルのある両津まで戻ってきてしまいました。すしの魚秀さんを目指しましたが、駐車場を探せず断念。やっぱり下調べは重要です。

すしの魚秀

鮮度に自信 旬の地魚

獲れたての海の幸を味わえるのは漁場も市場も近い島の醍醐味。
日本海の恵みが凝縮された地魚を取り揃えております。
店主の目利きと素材に合わせた仕込みにより、最高の状態でお客様にお届けします。

佐渡棚田米へのこだわり

トキをはじめ生きものと共生する佐渡の米作り。
佐渡金銀山の発展に伴い開かれた、棚田の景観も多く残っています。
清らかな水が育む棚田米は甘みと弾力が特長。
噛むほどに増すうま味は先人たちが守り継いできた自然と文化の賜物です。

すしの魚秀公式サイト

ああ、ホームページのメニューをみると、とてもリーズナブルで美味しそう。行けなくて残念。

あとで調べてみると、結構近くに駐車場がありました。都会と違って、地方ではカーナビでは限界があるのかも。

結局、駐車場に困らない 回転ずし に

結局、駐車に困らない回転ずしやさんを探すことに。佐渡市街地まで向かい、ようやく遅いランチに。

佐渡 廻転寿司 弁慶 佐渡本店

新鮮な地魚を美味しい佐渡米で握ります。
“安くて旨い”をモットーに
創業以来、地元のお客様に愛されて来ました。

住所〒952-1307 佐渡市東大通833
TEL0259-52-3453
営業時間10:30~21:00
定休日毎週火曜日
お席カウンター 1名様 × 24、BOX席 6名様 × 5、
小上がり席 6名様 × 3

地元?で人気の回転ずしに行列に並んで入店。美味しいのどぐろの握りなどを頂きました。

16:05 帰路 新潟へ

さて、そろそろ両津フェリーターミナルへ。

帰りの船は”ときわ丸”でした。

両津港から望む大佐渡山地。

ときわ丸は5階まであり、外に広めのデッキがある。

デッキから後方の眺め。佐渡が遠ざかっていく。

結論:佐渡日帰り旅行を満喫するには綿密な計画が必要

今回、無計画で佐渡日帰り旅行にチャレンジしましたが、不完全燃焼に終わりました。

反省点をあげます。

・佐渡は意外にも無料駐車場が少なく、飲食店などは事前に駐車場を下調べして訪れるべき。

・小佐渡日帰り旅行では、小木半島に絞って時間をかけた方が満足度が高いかもしれない。

佐渡に渡るフェリー運賃がとても高いことを考えると、しっかり予定を立てて佐渡に渡ることをお勧めします。

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