横開きバックドアタープ自作~ジムニー
目次
アシストパイプ設置後なら、バックドアタープ作成は簡単

ネット上に、バックドアタープ作成動画がいくつかあがっているが、どれも作成ハードルが高い割にはタープとしての実用性(遮光・防風・防雨機能)は???なものが多い気がします。
そこで今回、簡便かつ機能的なタープを目指して自作してみました。
結論としては、すでにアシストパイプ設置(参照記事:ジムニー<JB23W>アシストグリップをアシストパイプ(ステンレスバー)に交換)していれば非常に簡単でオススメです。
準備するもの
φ25mm連結ポール

伸縮式ポールが便利そうだったが、25mm径のものがないこと、強度面の不安があること、より断念。
40cmごとの調整ができること、木目調がおしゃれなこと、アルミ合金製で軽量かつ1.5mm肉厚で丈夫であること、から値段は少しお高めでしたがFUNIFICさんのテントポールを採用しました。
レクタタープ3×3

自作タープは加工が面倒くさいことと、防水性遮光性などが優れていることから、市販のUnigear 3×3タープを利用することにしました。
フック付バンジーコード

簡便であること、地面までの距離が短いこと、からガイロープでなくダイソーのフック付ゴムバンドを利用しました。この商品はキャンプ用品でなく自転車用品コーナーに展示してあります。
パイプジョイント25×25

アシストパイプは25mm (参照記事:ジムニー<JB23W>アシストグリップをアシストパイプ(ステンレスバー)に交換) でしたので、25mmパイプを連結するジョイントを探したところ、羽根つきボルトで固定するだけの簡便かつ安価な、コメリ MEダブルユニバーサル 25×25を見つけました。
超強力磁石2個以上

超強力磁石は、中国製の安価なものでも良いですが、国産で取り外しが容易かつフック付である、コクヨ 超強力 マグネットフック タフピタ を利用しました。フックにガイロープをかけることができるので、タープ張り方のバリエーションが広がります。
バックドアタープ設置方法
サイドポール設置

パイプジョイントの羽根ボルトを外して、ジョイントの片方をテントポールに装着。

事故の衝撃で凶器にならないよう、万が一に備えポールエンドにゴムキャップをはめておく。

もう片方のジョイントをアシストパイプにはめる。

テントポールがバックドアぎりぎりかつピラーに干渉しない位置になるよう、羽根つきボルトで締めて固定。ボルトはけが防止のため壁側に向けた。

バックドアぎりぎりにポール先端がくるように固定されている。

ポールが突き出るように、バックドア用網戸に切開をいれた。

2本継ぎ足した状態(3本連結)で、開いたバックドアとほぼ同じ幅になった。

左上方から。バックドアよりは10cmほど低くなりました。
タープは二つ折りで使用(ハーフタープ)
タープは加工せず、二つ折りで3×1.5タープとして使用。二つ折りの思わぬ副効用として、重量増しによる耐風効果と遮熱遮光効果がありました。


山折り部分を車体側にし、2枚重ねしたタープ中央のグロメットにポールを差し込みストッパーを装着。
バンジーコードでホイールスポークに固定

二つ折りの山側のグロメットにバンジーコードを通して、ホイールスポークに固定。
後方はペグまたはウェイトで固定

山折りと反対側は2枚まとめてグロメットにバンジーコードを通して地面にペグ固定。アスファルトの場合は、水タンクなどのウェイトで代用。
バックドアおよび天井に超強力磁石で固定

バックドア側は強力磁石でお手軽固定。車体を傷つけないようタープの上から固定。風の強いときは、ガイロープで地面に固定も考慮。

Unigear製タープの最大の弱点はタープ中央にグロメットがないことで、そこは強力磁石で車体天井に固定。
バックドアタープ完成形

後ろから見たタープ。今回はクイックキャンプ製のハイコット(下写真)を設置したので、左側方にせり出す形にタープを固定。お昼寝できる十分な居住空間を確保。


右後ろから。バックドア下はタープがないため雨風に注意。

左後ろから。

内部から。タープの圧迫感はそれほどなく、ほどよいプライベート空間が確保されている。
風速5mに挑戦
比較的風のある日に河川敷で設営に挑戦!
風速5mに突風が加わると超強力磁石とポールだけでは不十分
設営中から突風にあおられ、仮固定していた超強力磁石が吹き飛ばされました。ハーフタープといえども強風時にはガイロープが必要なようです。
計3本のガイロープをペグ固定することで、風速5mに加わった突風に耐えた

車体の左側から襲ってくる突風でポールがたわんでしまい、赤丸部分のポール先端にガイロープをかけ、風上に向けて牽引しペグで固定した。

左側からみたところ。超強力磁石も車体上面から側面へ移動し風の入り込みを阻止。

超強力磁石でバックドアに固定していた右縁もガイロープ2本通しペグで固定。これで風速5mではびくともせず。突風がきたときはバタつきをみせたものの2時間程度の設営でしたが、問題なく耐えきりました。
タープ撤収も地面につけずに簡単!
ポールとバックドアにかけたまま地面につけずに折り畳む

バンジーコードとポール先端から外したら、2つ折りをそのまま長辺を維持したまま4つ折りに。

さらに長辺を維持したまま8つ折りに。

その後、短辺側からクルクルと巻き取るように畳んで、御覧のように簡単撤収。
番外編 養生シート で バックドアタープ

色は悪くないがツヤ感がいかにも安物という感じでかっこは良くないですね・・・

一応雨は凌げそうだが・・・

タープ生地に比べると硬質で伸縮性がないため、格好良くピシッと張ることができません。

撤収時もシートが硬くて畳みにくいのが難点でした。
まとめ 眠っているタープがあれば有効利用すべき
今回は安価なUnigearさんの3×3レクたタープを使用しましたが、より高級なタープであればグロメットの数が多く、より張り方のバリエーションを増やせる可能性があります。眠っているタープがあれば是非チャレンジを!
関連記事:カーサイドタープ 自作 張り方(軽自動車 ジムニー)