【株価暴落】暴落はまだ続いているのか?2024/08/14 米CPI発表に備えて、日経ダブルベア・ダブルインバース仕込み完了!
目次
記録的な暴落が1か月以内に集束することは極めて稀
前回の記事:【株価暴落】日経平均史上最高値更新から大暴落は近いのか?では、記録的な暴落が1か月以内に集束することは極めて稀であることを示しました。
では今回の暴落前後、2週間弱の日経平均先物株価の変動がどうだったかみてみましょう。
上の日経平均先物の株価変動グラフをみて明らかなように、記録的暴落が始まった8/01から約2週間弱で、株価が盛り返し、ボラリティも集束したかにみえます。
ただしよくグラフを観察すると、 7/11 、6月の米CPI発表と同時に下落に転じ、その後暴落。そしてまだ回復しきれていない状態で本日、8/14、7月の米CPI発表を迎えました。
結果次第では更なる暴落が起こる可能性が否定できません。
今回の株価暴落のきっかけとなった、6月のCPI発表 を振り返る
2024年7月11(木)21:30(日本時間)に発表された米国 消費者物価指数(CPI)。どういう市場反応があったのか振り返ってみましょう。以下、マネクリより一部転載。
結果:総合、コアCPIいずれも市場予想を下振れ
6月の米消費者物価指数(CPI)の結果は、全品目を含む総合CPIと、価格変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIのいずれも市場予想を下回る結果となりました。前回5月の結果と比べると、前年同月比・前月比ともに低下しており、全体としてインフレ鈍化を示しています。特に総合CPIは、2020年5月以来約4年ぶりに前月比でマイナスに転じました。
所感:9月利下げに向け一段と前進 株式市場ではセクター・ローテーションの動きも
《中 略》
市場では予想以上にインフレ鈍化を示す結果を受けて、米金利は低下、為替は円高・米ドル安方向に反応しました。9月の利下げ観測が強まる中で、株式市場では大型ハイテク株に利益確定売りが入り、中小型株に買いが入るセクター・ローテーションの動きが見られました。
マネクリ 【米国】消費者物価指数(CPI)、6月は前年同月比3.0%上昇と市場予想以上にインフレ鈍化を示し、利下げ観測高まる https://media.monex.co.jp/articles/-/24861
予想通りのインフレ鈍化であれば、長期金利低下、ドル安、株高の反応が予想されていました。ドル円はドル安・円高方向に振れ1円程度にとどまると思われ、日経平均株価は、円高を嫌気するよりも、米インフレの沈静化や利下げ期待の維持、米株高を好感する可能性が高いと考えられていました。
ところが、予想以上のインフレ鈍化の結果は、株価の下落をもたらしました。
日経平均ダブルベア・ダブルインバース 購入にて更なる暴落に備える
今回の暴落後の反発は『ベアマーケット・ラリー』と評す記事をみつけたので、以下にご紹介します。
8月6日の急上昇は「ベアマーケット・ラリー」なので、日経平均株価に対して安易に「強気」になるのは厳禁!
テクニカル的には、8月5日の安値3万1156.12円が当面の底値になったと見ていますが、日経平均株価は200日移動平均線(8月6日時点で3万6866.96円)を2日時点で割り込んだので、現在は中期の下落トレンドが発生中だと考えられます。このため、日経平均株価が少なくとも200日移動平均線を上回るまでは、慎重な運用スタンスを崩さないことをおすすめします。
なお、8月5日までの急落の反動で、それなりの規模のリバウンドが発生する見通しですが、安易に強気になるべきではないと見ています。というのは、そのリバウンドは「ベアマーケット・ラリー(弱気相場の途中で発⽣する一時的な上昇相場)」の可能性が高いからです。
例えば、8月6日の日経平均株価の終値は4営業日ぶりに大幅反発し、前日比3217.04円(10.23%)高の3万4675.46円でしたが、このような急落後の急反発が「ベアマーケット・ラリー」です。
先物を売り建てていた投資家や、個別銘柄を空売りしていた投資家からの利益確定の買い戻しに加え、「バーゲンハンティング(暴落時に株を買う)」狙いの投資家の買いが一斉に入り、日経平均株価が急反発しただけのことです。
「日銀の政策スタンスが“マーケットフレンドリー”に変化した」とか「FRBが緊急利下げを行う」など、政策当局のスタンスに大きな変化・改善が見当たらないなかでの単なる「短期的な売られ過ぎの修正高」に過ぎません。このような「ベアマーケット・ラリー」では、粛々と買いポジションを決済して現金比率を高めていくことをおすすめします。
Zai ONLINE 日経平均株価の歴史的な暴落直後の反発は「短期的な修正高」の可能性大! 日米の政策当局のスタンスが変化するか、200日移動平均線を上回るまでは慎重に! 2024年8月6日公開(2024年8月8日更新)藤井 英敏 https://diamond.jp/zai/articles/-/1037292
粛々と買いポジションを決済して現金比率を高めなさいと忠告しています。
買いポジションを決済して得た現金を、ベア・インバース株に投資してみた
ただ黙って市場から撤退するのも能がないので、今回の暴落後の反発で、再び安値となった日経ダブルベア・ダブルインバース株を買い増ししました。
さてこのベア・インバース株のポジション増しがどうなるのか?
明日以降、結果がどうなるか不安と期待が交錯します。結果は後日レポートいたします。