TRIANGLE
~Party Rockets 1st Album~
パティロケのメジャー1枚目のアルバムCDが届いた。
Party Rockets TRIANGLE
アイドルの曲に全く興味がなかったのですが、BABYMETALを知ってから、最近のアイドル曲は多様なジャンルを吸収した高い音楽性があることに気づき、自分の好きなHR/HM系を中心に少し勉強してみました。
その中で目に留まったのがParty Rockets、通称パティロケ。
仙台発 現役女子高生ガールズユニットで、
キャッチコピーは「ロックのパーティのような楽しさと、ティーンズの大きな夢を乗せてより上に飛びだそう!」
だそうです。
特にメジャーデビュー曲の『初恋ロケット』で、激しいロックにキレキレのダンスを合わせるというあの”SPEED”も顔負けの離れ業を、中学生のときからこなしてきたアイドルグループが東北にあったことは驚きだった。
ところが、調べてみると波乱万丈系アイドルらしく、7人(6人?)いたグループがいまや2人になってしまったらしい。
そんな彼女らのアルバムを聴いてみたくてAmazonで買ってみた。
全14曲
ハードロックにアイドルの声が必要か?こんな疑問を見事に解消してくれたのがこのアルバム。
歌詞はまだおとなになりきれていない女子高生の葛藤や不安・そして未来への希望が歌われたものが多く、彼女たちの声質にマッチしている。
そして、曲調はハードロックだが、彼女たちが歌うことで明るく楽しくなるように仕上がっている。
特にお気に入りが
『スタートライン』
高校生が卒業しておとなのスタートラインにたつ、
仲間と別れ思い出をおいて旅立つさみしさの中にも未来に対する不安と期待を歌った曲。
いまの彼女たちのまだ成熟しきっていない声質が、この歌にマッチして心地よい。
それ以外にも『ROCKIN' HORSE BARELLINA』など、ヘヴィーな出だしから後半に彼女達の爽やかな歌い上げが爽快で、Get downでまたヘヴィーにしめる。
「ハードロック調の曲もありますよ」ではなく全曲にわたってハードロックのテイストが一貫しているところが潔くて好感がもてた。
まだまだ発展途中の歌唱ではあるが、その未成熟な声質がこのグループの魅力かもしれない。
今後が楽しみだ。