【緊急!】キオクシアの暴落はまだ終わっていない?

概要:2026年6月の最高値112,700円からのキオクシア株大暴落。なぜ株価は戻らないのか?背景には約1,200万株という異常な信用買い残があります。本記事では、10万円前後で捕まった「真正ゾンビ」と下落途中で生まれた「半ゾンビ」に注目。追証による成仏ラッシュが39,000円台の防衛線を食い破る可能性、エヌビディア決算後の展開、26,600円前後の防衛ラインまで、記録的暴落の直後だからこそ考えたい最悪のシナリオを考察します。

「積分の数理モデル」が示す 信用買い残1,200万株のドミノ倒し

「過去最高益を記録したのに、なぜキオクシアの株価は上がらないのか?」

「ネットで『キオクシアで人生終了』という悲鳴をよく見かけるけど、本当の底値はどこ?」

今、多くの投資家がこの謎と恐怖に直面しています。

結論から申し上げます。

キオクシアの暴落は、まだ終わっていません。

なぜなら、市場の裏側には、現在の株価約48,000円よりはるかに高い価格で買われたポジションを含む、約1,200万株の信用買い残が残っているからです。

もちろん、すべてが含み損で苦しんでいるわけではありません。

しかし、その中には追証を繰り返しながら生き残っている信用勢もいる。

私は、こうした高値掴みの信用勢を**「ゾンビ」**と呼んでいます。

特に10万円近辺で捕まり、何度も追証を払い、それでもしぶとく生き延びているのが**「真正ゾンビ」**。

その下の価格帯で捕まり、まだ完全には死んでいないものの、さらに下落すれば真正ゾンビへ変わっていくのが**「半ゾンビ」**です。

そして私が待っているのは、ゾンビ達が目を覚ますことではありません。

いつ、成仏するのか。

本記事では、この信用買い残を一つの数字として見るのではなく、株価帯ごとの「苦しさ」をざっくり積み上げる、いわば**「積分的な考え方」**で、ゾンビ達がドミノ倒しになる可能性を考えます。


6月19日→26日――373万株の「真正ゾンビ」が生まれたか

ここが今回の仮説の出発点です。

6月19日の信用買い残は1,073万株
6月26日には1,447万株まで増えました。

つまり、わずか1週間で約373万株の純増です。

日付信用買い残株価
6月19日10,736,400株終値 108,600円
6月22日高値 112,700円
6月23日終値 92,290円
6月24日終値 92,500円
6月25日終値 103,850円
6月26日14,468,000株終値 92,180円

見てほしいのはここです。

373万株が増えた1週間そのものが、10万円前後の熱狂ゾーンだった。

もちろん373万株すべてが10万円で買われたわけではありません。

それでも私は、この373万株を**平均約98,000円前後で積み上がった「真正ゾンビ」**と仮定して、今回のモデルを考えます。

2026年8月10日現在、約48,000円。

つまり、ほぼ半値です。

半値になっても、まだ成仏していない。

これが今回の「真正ゾンビ」です。


下落途中の株価48,000円以上で生まれた「半ゾンビ」達

10万円近辺で捕まった「真正ゾンビ」ほど重症ではない。

しかし、株価が下落する途中で48,000円以上の価格帯を掴み、まだ追証を払いながら生き残っている。

それが**「半ゾンビ」達**です。

まだ完全には死んでいない。

しかし、さらに下がれば「真正ゾンビ」へ。

そして最後は――

成仏。

今回の暴落で約308万株の「ゾンビ」達が成仏した

6月26日に1,446万8,000株あった信用買い残は、7月24日には1,138万5,700株まで減少した。わずか1か月で、約308万株の信用買い残が消えたことになる。

私はこれを、**約308万株の「ゾンビ達が成仏した」**と表現する。

時点株価(終値)信用買い残増減
6月26日92,180円1,446万8,000株
7月24日56,010円1,138万5,700株▲308万2,300株
1か月間▲39.2%▲21.3%約308万株減

そして、この308万株の多くは、高値圏で積み上がった「真正ゾンビ」だった可能性がある。

これからは「半ゾンビ」の成仏が焦点になる

ここまでの暴落で、10万円前後で捕まった**「真正ゾンビ」の多くは、すでに成仏している可能性が高い**。

そうなると、これからの値動きを左右するのは、その下の価格帯で生まれた**「半ゾンビ」達**です。

5万円、6万円、7万円――。

彼らがどこまで耐えられるのか。

そして、どこで成仏するのか。

これからのキオクシアは、「真正ゾンビ」ではなく「半ゾンビの成仏」が焦点になる。


恐怖の数理モデル――「1,138万株」を一つの数字で見るな

信用買い残1,138万株を、単純な一つの数字として考えてはいけません。

重要なのは、**それぞれが「いくらで買ったのか」**です。

10万円で買った株が4万円になれば含み損は約60%。

7万円なら約43%。

5万円なら20%。

つまり株価が下がるほど、限界を迎える信用勢が増えていく。

これをイメージとして式にすると、

売り圧力 ≒ ∫(価格帯ごとの信用買い残 × その価格帯の苦しさ)dP

となります。

難しい数学ではありません。

10万円ゾンビ、7万円ゾンビ、5万円ゾンビ……を価格帯ごとに積み上げていく。

これが今回の「積分モデル」です。

そして怖いのは、上の価格帯のゾンビが成仏したあと、次にその下の価格帯のゾンビが成仏ラインに入ってくることです。

【第1波】10万円「真正ゾンビ」達の成仏

まず10万円前後の高値掴み勢。

4万円まで落ちれば約60%の含み損です。

何度も追証を払いながら耐えてきた彼らが、さらに下落すれば限界を迎える。

ここで第1波の成仏ラッシュ。これが今回の暴落を加速させた一因と考えられる。

【第2波】5万~7万円「半ゾンビ」達の成仏

第1波で株価がさらに下がれば、今度は5万~7万円で買った信用勢まで苦しくなる。

7万円なら約43%、5万円でも20%の含み損。この価格帯の信用勢が、今まさに苦しくなっている。

そして、

「もう少し待てば戻る」から「もう耐えられない」へ。

第1波の売りが次の「半ゾンビ」を成仏させ、さらに次の売りを生む。

これが、私の考えるこれから起こる**「積分的なドミノ倒し」**です。


株価「39,000円台を割るのか?」

7月の暴落で、キオクシアは一度38,000~39,000円台まで売り込まれ、そこで下げ止まりました。

だから、多くの投資家が次の防衛線として意識するのが39,000円台です。

おそらく、この水準には大量の指値買い注文も待ち構えているでしょう。

しかし、キオクシアには現在、約1,200万株という、他の半導体銘柄と比べても異常なほど膨らんだ信用買い残があります。

もし決算後にゾンビの成仏ラッシュが始まれば、大量の買い注文が待ち構える39,000円台の防衛線すら、この1,200万株の信用買い残が生み出す売り圧力で食い破る可能性がある。

私が見ているのは、むしろその先です。

39,000円を割ってから、どこまで「半ゾンビ」が成仏するのか。

そこをじっくり待ちたいと思っています。


エヌビディア決算までの「生殺し」と、その後の「成仏ラッシュ」

では、このゾンビたちはいつ成仏するのか。

私は、エヌビディア決算までは大きな方向感が出ず、キオクシア株は揉み合いながら「生殺し」の状態が続くと見ています。

そして、エヌビディア決算(日本時間2026年8月27日早朝)を通過した後、いよいよ信用需給が動き出す可能性があります。

それまでは「決算まで待てば戻るかもしれない」と、追証を払いながらギリギリ耐える。しかし、決算を通過すれば、いよいよ逃げ道がなくなる。

なぜなら、決算が良くても悪くても、成仏ラッシュが起こり得るから。

決算が大成功だった場合

AI・DRAM・HBM銘柄に資金が集中する一方、キオクシアはNAND中心。

しかも大量の信用買い残が上値を重くし、半導体全体が上がっているのに、キオクシアだけ思ったほど上がらない可能性があります。

「他の半導体株は上がっているのに、なぜキオクシアだけ?」

そうなれば、高値信用勢や機関投資家達が見切りをつけ、AI本命株へ乗り換えるための損切りが出てくる。

好決算なのに、キオクシアだけ売られる。

これがゾンビの成仏ラッシュを引き起こす可能性があります。

決算が失望だった場合

こちらはもっと単純です。

半導体株全体が売られ、キオクシアも連れ安。

直近安値を割れば、最後まで追証を払い続けてきたゾンビが限界を迎え、損切り・強制決済が一気に増える。

売りが次の売りを呼び、

ゾンビが次々と成仏していく。

つまり、

好決算なら「見切り売り」、悪決算なら「追証売り」。

どちらに転んでも、私はここで信用需給が大きく整理される可能性を見ています。


画竜点睛――最悪のシナリオは、「半ゾンビ」達がすべて成仏するとき

39,000円台の防衛線すら、ゾンビ達の成仏ラッシュで突破される可能性があります。

ここからは、投資家として最悪のシナリオまで想定してみます。

では、どこで止まるのか。

30,000円か、27,000円か、25,000円か――。

私は「底値を当てよう」とは考えていません。

ゾンビ達が成仏し、売りが枯れていく。

その結果として、底ができる。

30,000円近辺まで来れば、10万円組は約70%、7万円組は約57%、5万円組でも約40%の含み損。

信用勢の多くが、いよいよ限界に近づきます。

そして、キオクシア本社発表の8,000億円・3,000万株の自己株式取得枠を単純計算すると、

約26,666円。

ここが絶対的な底とは言いません。

しかし私は、ゾンビ達がほぼ成仏し、信用勢の売りと会社・現物投資家の買いがぶつかる、最後の防衛ラインの一つになると見ています。


結論――私は「底値」ではなく、「ゾンビ達の49日」を待つ

私は、今すぐ買うつもりはありません。

6月の熱狂で高値を掴み、何度も追証を払いながら、首の皮一枚で生き残っている「ゾンビ」達が、まだ市場に残っているからです。

しかも、成仏前に安いからと買うと厄介です。

ゾンビが残っている限り、株価が戻っても「やれやれ売り」が上値を重くする。

その結果、半導体全体が反発しても、キオクシアだけが出遅れる可能性があります。さらには下落する可能性まであります。

だから私は待つ。

その成仏ラッシュは、おそらくエヌビディア決算後(日本時間 2026年8月27日(木)の早朝)に来る。

もしそうなれば、39,000円台の買い注文など悠々と食い破り、30,000円台まで売り込まれる可能性があります。

39,000円を割るなら、「半ゾンビ」達の成仏が本格化した可能性がある。そこで初めて、100株単位での購入を検討する。

さらに下がれば、また100株。

信用は使わない。

その先で私が狙うのは、約26,600円。

8,000億円・3,000万株の自己株式取得枠から単純計算した水準で、ここはかなり強い防衛ラインになると見ています。

とにかく、ゾンビ達の49日が終わるまでは、お賽銭を握りしめて静かに待つ

これが、私のキオクシア戦略です。

結果的に、底値を拾えることを信じる。

49日後のキオクシアは、肩の荷もおりて、元気よく反発するでしょう!

※本記事について

本記事で述べている「ゾンビ」や「成仏ラッシュ」は、信用需給を考えるための筆者独自の仮説・私見です。実際の信用取引の内訳や、今後の株価・追証の発生を正確に予測するものではありません。

投資判断は、ご自身で情報を確認したうえで、自己責任でお願いします。

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